
女優のシャーリーズ・セロン(Charlize Theron)が、英版GQ誌最新号でのインタビューで発言した内容は「信じられないほどの誤引用」だと反論した。
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』などで知られるシャーリーズは同誌とのインタビューで、ハリウッド美女とされることに不満をにじませるような発言をしている。しかし彼女は、そうしたコメントは文脈を無視して誤引用されたものだと強調した。
「本当に真剣さを要求される仕事は、身体的に適した人たちにオファーされて、話はそれでおしまいというのが常だわ」とシャーリーズはGQで語ったとされている。「ゴージャスで、セクシーで、ドレスを着た8フィート(約244センチ)のモデルに、どれほど出演のチャンスがあると言うの? 肉付きのよい役があると、私もいるオーディションの室内では、きれいな人から落とされていくわ」
10代の頃からモデルとして活躍したシャーリーズのこのコメントは、ゴシップサイトやニュースメディアで議論を巻き起こし、批判的な向きは彼女が自分を哀れんでいるのではとからかった。しかしシャーリーズは、自分の言おうとしたことを、ほとんどの人が誤解したと主張している。
11日に行われた最新作『スノーホワイト/氷の王国』のプレミアで、米エンターテイメント情報番組「Access Hollywood」のインタビューに応じたオスカー女優のシャーリーズは、次のように語っている。
「信じられないほどの誤引用だわ。これほど発言が間違って伝えられることに、かなりショックを受けている」
「本当に言おうとしていたのは、私がどうして現実とかけ離れたキャラクターばかりを演じるのかよく聞かれるということ。ドレスを着た女性の役がどのくらいあるのかということを問いかけたかった。リアルな人物を演じる必要があると言いたかったのに」
さらにシャーリーズはこうつけ加えている。「こういうこと(雑誌のインタビュー)をすると、ショックを受けることが必ずある。文脈がすべてなのに、それを理解しなかったり、きちんと言い換えられなかったりしたら、読んだ人がかなり誤解してしまう。私は自分に与えられたキャリアに、これ以上ないほど謙虚な気持ちを持っているわ」
さらに彼女は、米エンターテイメント情報番組「Extra」でこうも語っている。
「あんな風にしゃべってなんかいないわ。今のキャリアに不満があると思わせるような言い方をするなんて、考えただけでもひどいし、読むのもつらかった」
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