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17.02.20(Mon)

アカデミー賞主催者、今度は年齢による差別と批判の対象に?

Brash Editorial Team

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 米アカデミー賞(R)作品賞にノミネートされた大半の役者が60歳未満という調査結果が出たことで、主催する映画芸術科学アカデミーが今度は年齢による差別だと批判されている。

 毎年ハリウッドの成果を称えるオスカー授賞式は、20回もノミネートされたメリル・ストリープ(Meryl Streep, 67)が代名詞となっている印象があるが、南カリフォルニア大学アネンバーグ・コミュニケーション・ジャーナリズム学部の調査によると、アカデミーは年配のスターを無視する傾向にあるようだ。

 昨年は2年連続で俳優部門の候補者全員が白人だったことを受けて「Oscars so White」(オスカーは真っ白)運動が起き、ようやく人種の多様性の問題が解決されたが、新たな問題が噴き出す可能性が浮上している。

 「多様性を考えるとき、人種や性別、性的指向、障がい者といったおなじみの問題を話題にすることが多いが、年齢が外れていることはよくある」と今回の調査をまとめたチームの1人、ステイシー・スミス(Stacy Smith)は説明している。「ハリウッドにとっては機会の損失だ。この人たちは映画を観たり、配信したり、ダウンロードしたりする可処分所得と余暇を持ち合わせている」

 ステイシーのチームは2014年から2016年までの作品賞にノミネートされた25作品のうち、セリフまたは名前のあるキャラクターを演じた1,256人の12パーセント未満が60歳以上だった。アメリカでは人口の18.5パーセントがシニア層で、映画チケット売り上げの14パーセントを占める。

 さらに調査では、年配のキャラクターが映画に登場すると、辟易するような人物として描かれることが多く、14本の作品のうち6本では主役あるいは脇役を演じる役者が年齢差別的なセリフを言う場面がある。例えばあるキャラクターには、別の人に向かって「ここに座って、アルツハイマー病に身を任せろ」というセリフがある。

 さらに、人種と性別の不公平も取り上げられており、作品賞の候補に挙がった映画に登場する148人の年配のキャラクターのうち、77.7パーセントが男性、 89.9パーセントが白人、6.1パーセントが黒人、2パーセントがアジア系となり、ヒスパニックあるいはラテン系は1人もいなかった。

(C) Cover Media

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