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17.02.28(Tue)

【懐かしのバイクレース】平忠彦選手−−WG500

熱田 護

熱田 護写真家

モータースポーツは、楽しっ!―― モータースポーツを中心に自動車やバイク、写真などについて紹介。

平選手のWGP500ccへの挑戦は、1984、85年に2戦ずつ参戦したあと、86年には250ccへのフル参戦、そして上の写真の1987年に念願の500ccクラスにフル参戦となりました。
チームは、マルボロ・チームアゴスチーニ。
僕個人的には、8耐のYZFよりもYZR500に乗っている平さんが一番カッコよくイメージに合ってました。
多分、スウェーデンGP。



1987年の開幕戦は、日本グランプリ鈴鹿サーキットで行われました。
このグランプリだけ、TECH21カラーでした。



チェコGPでチームメイトのエディー・ローソン選手を抑えて2位走行中の平選手。
後ろのたくさんのお客さんが素晴らしいです!



同じく、チェコGP。
レースはガードナー選手が優勝。2位にローソン選手。
そして3位に平選手が入って、500ccクラス初表彰台を獲得。



この3位がWGP500ccでの唯一の表彰台となりました。
そういう意味で、僕は250ccのサンマリノGPの優勝とこのレース、さらにロバーツ選手と出た8耐、ローソン選手と出て8耐の優勝とキーになるレースを撮影できたことに感謝です。



マルボロカラーは、やっぱりカッコいいですね!
サーキットに映えますよね。
タバコが世界中で売れてみんな吸っていて、イメージがモータースポーツに合致していて多くのタバコメーカーが多額のお金を落としました。マルボロ、ゴロワーズ、キャビン、ラッキーストライク、バークレー、ロスマンズ、HB、JPS、マイルドセブン、他にもあったような……
タバコは健康に悪いからとあっという間にロゴがサーキットから消えてしまいました……
エナジードリンクも頑張ってスポンサーをしてくれてはいますけれど、タバコマネーの大きさに比べると少ないし、2輪も4輪もあの当時の潤っている感じが今となっては懐かしいです。



ドニントンパーク。イギリスGP。
真後ろから見る4本のサイレンサーがいい感じ!



背景からすると、サンマリノGPだと思います。
これからコースインの場面でしょうか?
左はランディー・マモラ選手、なぜか口紅をしています。そういうキャラのライダーでした!
まあ、平さんも笑うしかないですよね!
いい時代です。



サンマリノGP、前年に劇的な優勝を成し遂げた翌年のGPでは4位入賞でした。
ライディングフォームが美しいです。


平選手は、汗っかきでした。
なので絵になるんですよね。



500ccフル参戦の1987年はランキング6位でした。
残念ながら、翌年からはフル参戦ではなくスポット参戦となりました。
少なくとももう一年、フル参戦して欲しかったなあ〜と今でも思います。



1988年は4戦に出場。この写真はチェコGP。5位入賞。



1989年の日本グランプリのヤマハファクトリーYZR500に乗るライダー集合写真。
右から町井選手、サロン選手、マッケンジー選手、スペンサー選手、平選手、レイニー選手、マギー選手、藤原選手、片山選手。



開幕戦の日本グランプリ予選で2度目のポールポジションを獲得!



1989年のスウェーデンGP。
ヤマハカラーでの参戦。この年は6戦出場してランキング14位。



この写真は、何年かは不明ですが、後ろのHBが消してあるので、ドイツかイギリスでしょうね。
お母さんがドイツ人ぽいからドイツかな?
この坊やは、今も平さんのサイン持っているのかな?






現役時代の平選手とは、いろいろなサーキットで撮影させていただきましたが、ほとんどお話をした記憶がありません。
挨拶くらいしかしたことなかったのではないでしょうか…… なぜなら、話しかけられるような雰囲気が平さんの半径3mに見当たらないのです。
日本のレース界の大スターですから、若造のカメラマンにとっては当たり前のことだとも思いますが、ピリピリした空気はいつも平さんの周りには間違いなくありました。

その後、阪神大震災があって、そのチャリティーオークションに平選手のつなぎが出ていて、ビックリしてそこにいる知り合いに急遽お金を借りて購入できたのを、なぜか平さんがご存知で、しばらくしてなんとご本人からお礼のお手紙をいただきました!
なんというビックリでしょう!
お礼を言いたいのは僕の方です。
もちろん、マルボロカラーのつなぎは今でも大切な僕の宝物です。
それから、浜松のお店に行き、お話をさせていただいたりしていました。
そして、2011年の3月11日に東日本大震災が起こります。
平さんの実家が福島県の南相馬市にあるということは知っていたので、その当時、アプリの制作をしていたので、平さんのアプリを発売してチャリティーにしてはどうかとアプリ制作に仲間と話し、平さんにそのことをお話ししたら快諾をいただきました。
アプリのためのインタビューで、1日時間をとっていただき、レースのことを色々とお伺いしました。
その時に伺ったレースに対する考え方の謙虚な中にも情熱の塊といった内容と、言い訳せず、決して他人の陰口は言わず、僕のような者に真っ直ぐな姿勢で対応していただけて本当に感動しました。

やっぱり、かっこいい平さん。


当時、大人気だったアライヘルメットの平レプリカは、現在でもタイラレーシングで購入可能です!
タイラレーシング ホームページ:http://www.tairaracing.co.jp/

これにて、僕の青春時代の思い出の、懐かしのバイクレースシリーズは終了です。
バイクとか車が大好きでレースの写真を今まで撮り続けてこれたのは、このバイクレース撮影が僕のカメラマンとしてのルーツでもあるので紹介いたしました。
次回からは、何を題材にしましょうか?

熱田護公式ホームページ:http://www.mamoru-atsuta.com

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