15.11.18(Wed)

水の都ベネチアはまるで絵本の世界のよう。

桑原 淳

桑原 淳

世界を旅して1000人の髪を切ったらこんなことが待っていた―― 旅の途中で得たものや思い、「旅人美容師」の今を発信。

こんにちはJUNです。

今日はまるで絵本の中の世界、イタリアにある世界遺産の街ベネチアについて書こうと思います。

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イタリア北部に位置するベネチアには約26万の人々が住んでいます。
中世にはベネチア共和国の首都として栄えた都市で「アドリア海の女王」「水の都」「アドリア海の真珠」と呼ばれていて、英語では「ベニス-Venice」とも呼ばれます。

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ベネチアは規模は小さいものの、なんと150をこえる運河があり、その運河が177の島々を分け、街全体では大小400もの橋がかかっているのです。

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地上は、迷路のように細く曲がりくねった路地と建物のみになっており、自動車やバイク、自転車までもが通行禁止になっています。
なので街中での人と荷物の輸送はゴンドラでした。
現在では水上バスやフェリーが使われていますが、ゴンドラも観光に利用されています。

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僕は2014年12月に訪れました。
パリに滞在していたのですが、あまりの寒さに急遽脱出することにし、たまたま飛行機のチケットが安かったベネチアに飛んだのです。
空港からベネチアの入り口のところまではバスで行くことができます。
島自体は歩こうと思えば歩けるくらいの広さなのですが、荷物がたくさんあったため、フェリーに乗ることにしました。
驚いたのがそのチケットの値段。
1番安いもので7ユーロ(約1000円)もするのです。
悩みました。
30 分は悩みました(笑)
結局、乗らないと行けないような場所だったので仕方なく払うことに・・・。

フェリーの上はそれほど快適ではなかったものの、景色が綺麗すぎて驚きました。
水の都と言われるだけあり、本当に水の上に街が浮いてるかのようです。
ただ、ここではその美しい景色とひきかえにある問題が起こるのです。
ある気象条件が重なると「アックア・アルタ」とよばれる高潮が起こります。
高潮が起こると、なんと街が水没するんですね。

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もちろんすべてがというわけではありませんが、特に1番低いところに位置する「サンマルコ広場」は水没してしまいます。
僕が観光名所としても有名なサンマルコ広場に初めて行った時がちょうどアックア・アルタの時でした。
臨時の歩道が出現し、そこをゾロゾロと人々が歩いています。
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水没している広場にいる人々はみんな長靴を持参したり、長靴貸しに借りたりしているようでした。
驚いたことにBarやレストランなどの店内もしっかり水没していました(笑)
  この原因は、ベネチアの街の構造にあるようです。
実はベネチアはもともとは湿地帯で、人の住める場所ではありませんでした。
5世紀頃とかなり昔なんですが、その湿地帯に沢山の木の杭を叩き込み、さらにその上に石をのせて作られたのが今のベネチアなんだそうです。
つまり埋め立て地なんです。
ひっくり返すと森になるくらい途方もない数の木を打ち込んだそうですが、その結果地盤沈下を起こすようになってしまい、だんだん水没するようになってしまったそうです。
さらにここ200年ほどで水位が80センチも上昇し、このまま地球温暖化が進んでいくといずれ街自体が水没する可能性もあるとか・・・
そうなったら本当に悲しいですね。

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僕は世界で綺麗な街を3つ上げるとしたら間違いなくベネチアを入れると思います。
本当にここは同じ地球なのかと疑ってしまうくらい、まるで絵本の世界のようでした。
物価は観光客向けで少し高いですが、迷路みたいな街を迷いながら散歩したり、水没した道を歩いてみたり、ゴンドラと水路を橋の上から眺めてみたり、他ではできない経験ができるはずです。

イタリアに訪れた際はぜひベネチアにも足を伸ばしてみてください。

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